薄葉絢加さんと言う女性をご存じでしょうか？
北海道札幌市在住でラジオDJをやっています。
この彼女は「壮絶過ぎる」と言っても過言では
ないほどの人生を送っているのです。
先天性の病気、悪性腫瘍、シングルマザー、
車いす生活・・・
それでもマイクで明るい声を届け続ける彼女。
その姿を追ってみました。
20万人に1人の難病を患う
『鎖骨頭蓋異形成症』と言う名の病気。
20万人に1人の割合と言われ、大まかに言うと
骨の発育不全をもたらします。
ちょっとしたことでもすぐに骨が折れてしまう
病気と言われています。
彼女は札幌在住です.
冬になると雪が降って路面が凍結します。
それだけでも、大変な生活を送っていたことが
想像できますよね。
それが原因と言うことになってしまう
のでしょうか、いじめにも遭っていたそうです。
その精神的ショックが大きく拒食症になるなど
子供の頃から過酷とも言える生活だったのです。
結婚で幸せが訪れたかに見えたが…
20歳の時に友人の紹介で知り合った男性と
結婚し、長女の夏音ちゃんをもうけました。
ようやく幸せが訪れた…と思った矢先に離婚。
1歳になったばかりの夏音ちゃんを、1人で
抱えるシングルマザーとなってしまいました。
2012年には更に病魔に襲われることになります
「軟骨肉腫」
余命半年の宣告を受けると同時に、術後5年
生存率は50%という現実と向かい合って
生きていくことになります。
この手術を機に車いす生活となってしまいました。
退院後自宅に戻った彼女は夏音ちゃんに
「私を一人にしないよね」
と言われたそうです。
この一言がDJを志すきっかけになったのだとか。
スポンサーリンク
生きた証を残すためDJの音源をCDへ保存
夏音ちゃんへ
「自分が生きた証を残したい」
この想いだけで札幌市のFM局へ売り込みを開始し
「FMアップル」に採用されました。
入院中によく聴いていたことがその理由とのこと。
自分が出演した番組は全てCDとして媒体に
残しています。
番組ではがんの早期発見の重要性、子育ての悩みや
苦労など、実体験などをリスナーに語りかけ、
次第に彼女の番組に対する反響が大きくなってきました。
彼女のマイクを通しての明るい語りかけに励まされ、
勇気をもらったリスナーは多くいることでしょう。
彼女はそのために今日も語り続けるのです。
まとめ
闘病という大きな難題を抱えながら、子育てに
DJにと奮闘しています。
「壮絶」と評しても足りないくらいかも
しれません。
常に前向きな語りかけをする彼女のファンは
着実に増えつつあります。
悲しい過去はありましたが、明るい将来を
見据えて語りかける彼女には今後も注目
したいと思います。