競馬と言えばIRA(日本中央競馬会)、騎手と言えば武豊騎手を
思い浮かべる人も多いかと思いますが、地方競馬にとてつもない
大記録を打ち立てた騎手がいます。
「大井の帝王」「大井のレジェンド」とも評される的場文男騎手です。
還暦を過ぎても現役の第一線でバリバリ活躍する騎手です。
また、日本人騎手では誰も踏み入れたことのない勝利数記録も
持っています。
大記録を持っている的場文男騎手ですが、悲劇と呼ばれる「記録」も
持ち合わせています。
そんな的場文男騎手について調べてみました。
的場文男騎手の偉大な成績
名前:的場文男(まとば ふみお)
生年月日:1956年9月7日
出身地:福岡県大川市
職業:東京都騎手会所属騎手
デビュー:1973年10月
競馬と言えばJRA(日本中央競馬会)が有名で、TVCMを
観た人も多くいると思います。
競馬はJRAだけじゃなく「地方競馬」と呼ばれるものも
存在します。
的場文男さんはその地方競馬で偉大な成績を残しています。
通算勝利数が歴代№1の7225勝(2019年6月19日現在)
中央・地方合わせても、7200勝を記録した人はいません。
また所属している大井競馬場では、21回のリーディングを
獲得したほか、全国の地方競馬リーディングも2回獲得。
このような偉大な成績の数々が「大井の帝王」と評される
所以と言えます。
60歳を超えた今でも第一線で活躍し、2019年3月7日には、
4騎乗機会4勝という、乗ったレースをすべて勝つという快挙も
成し遂げました。
的場文男騎手の年収は?
2018年度の総獲得賞金(1着賞金)が約4億円でした。
騎手がもらえる金額はその5%なので、約2000万円が年収と
いうことになります。
地方競馬ということを考えると、年収の上位に入りますが、
JRAと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
そもそも1着賞金の額が違い、地方競馬は中央と比べ
20分の1から40分の1しか貰えません。
JRA騎手の平均年収は3000万円~4000万円と言われています。
地方でトップクラスの騎手でありながら、JRAの平均年収にも
及ばないのは、賞金体系の違いに尽きると言ってもよいでしょう。
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的場文男騎手と東京ダービーの関係
「ダービー」というレース名を聞いたことがあると思います。
JRAで言う「日本ダービー」はレースの中で一番大きいと言っても
言い過ぎではないでしょう。
地方競馬にも各開催地で「ダービー」があります。
的場文男騎手が所属する大井競馬にも「東京ダービー」が
あります。
数々の記録を打ち立てた的場文男騎手ですが、何故かこの
東京ダービーに買ったことがありません。
37回出場して2着10回が最高成績です。
「大井の七不思議」とも呼ばれています。
私も本当にそう思います。
2着が10回ではなく、10勝くらいしていても不思議では
ない実績があるので。
ダービーを勝った騎手は「ダービージョッキー」の称号が
与えられますが、的場文男騎手にその称号はありません。
最後に
衰え知らずの鉄人という表現もあっているかと思います。
2019年現在で62歳ですが、歴代勝利数は更新を続けています。
必ず引退の時は来ると思いますが、その時期はまだまだ先と
いう感じがします。