日本には規模の大小や手がける内容の違いなどで、
様々なNPO団体があります。
その中に『NPO法人蜘蛛の糸』という団体があります。
その代表が佐藤久男さんです。
端的に言うと、自ら命を絶つ人を事前に防ごうと言う
趣旨だそうです。
主に経営に行き詰った経営者が対象なのだとか。
ご自身も倒産経験があるそうです。
そんな彼について調べていました。
自分も会社社長だった
名前:佐藤久男(さとう ひさお)
生年月日:1943年10月20日
出身地:秋田県北秋田市(旧:森吉町)
学歴:秋田県立大館鳳鳴高校
職業:NPO法人『蜘蛛の糸』代表
高校卒業後は秋田県職員として働いていました。
主に福祉畑を歩んできたそうです。
ですが、起業の夢をお持ちだったそうで県職員を
退職して自らの会社を設立します。
確かに…夢を追いかけるのは素敵なことですが、
県職員と言えば安定した公務員でもあります。
考え方は様々ですが、起業家精神が強かったので
しょうね。
1977年と1979年に会社を設立しますが、2000年には
倒産の憂き目に遭ってしまいます。
自ら命を絶つことを防ぐ活動
彼自身も倒産を経験して、自ら命を断つことを考えた
そうですが、知人の経営者の方が自ら命を絶ったことで、
このNPO法人を設立しようと強く決意したのだとか。
主な活動としては「相談活動」「啓発活動」「ネットワーク活動」
などがあります。
「相談活動」:無料で面談を行う。
「啓発活動」:講演会やシンポジウム開催。
「ネットワーク活動」は:他の団体と連携して運動を展開。
詳しい内容はこちら
筆者の親戚にも自ら命を絶った方がいます。
残された家族は悲しみと絶望しかありません。
一言相談してくれれば…の思いを強く抱いたことを覚えて
います。
一言相談してくれれば…の窓口がこの団体と言うわけです。
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自らも倒産を経験
県職員として働きながら自分の会社を持つ夢はずっと
持っていたそうです。
26歳の時に、不動産鑑定の仕事へ従事するため退職。
8年後には念願かなって会社を設立します。
57歳の時にその会社が倒産し資産は全て失ったとのこと。
倒産と一言でいっても、放漫経営や見通しの甘さと言った
自己の責任もありますが、得意先の倒産や仕入先の風評
被害の影響を受けることもあります。
一概に倒産=経営者が全て悪いとはくくれないものです。
この倒産の時に「地獄を見た」と語っています。
その経験を存分に発揮していると言うことですね。
最後に
2016年5月9日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
彼が取り上げられます。
活動の細かな内容はもちろんですが、彼の人となりが
よく分かるのではないでしょうか。