読売ジャイアンツに所属している「片岡治大」選手が
現役引退を決断したことが分かりました。
過去数度のリーグ最高守備率を記録する堅実な守備と、
最多安打にも輝いたヒットマンとして活躍しました。
ですが、彼を語る上で象徴ともいうべきは「盗塁」です。
4年連続盗塁王を獲得した走力と盗塁技術はプロ野球でも
屈指と言われるほどでした。
晩年は故障との戦いを強いられついに現役引退。
そんな片岡治大選手について調べてみました。
片岡選手の経歴は
名前:片岡治大(かたおか やすゆき)
生年月日:1983年2月17日
出身地:千葉県千葉市
出身校:私立宇都宮学園高校(現:文星芸術大学付属高校)
所属チーム:東京ガス(2001年~2004年
埼玉西武ライオンズ(2005年~2013年)
読売ジャイアンツ(2014年~2017年)
栃木県の名門私立校でもある、宇都宮学園高校から、社会人野球の
古豪でもある東京ガスへと進んでいます。
俊足好打で守備範囲の広い選手でありましたが、特に走塁技術は
当時から秀でたものを持っていたとされていますね。
2004年のドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団。
2年目から二塁手のレギュラーを獲得して、主力選手へと駆け上がり
ました。
2009年のWBCでは主力として2連覇に貢献しました。
特に決勝の韓国戦では、ヒットで出塁後に貴重な勝ち越し点となる
ホームを踏んでいます。
2011年以降は怪我に苦しむシーズンが多くなりましたが、
2013年のシーズンオフにフリーエージェントで読売ジャイアンツへ
移籍。
引き続き怪我との戦いを強いられ、2017年を持って現役生活にピリオドを
打つことになりました。
成績は輝かしい
生涯成績(2017年9月30日現在)
出場:1208試合
通算安打:1174本
打率:.266
出塁率:.314
盗塁数:320個
俊足好打の二塁手として、埼玉西武ライオンズではレギュラー
として活躍。
打撃のタイトルとしては、2008年には最多安打(167本)を獲得。
改めて調べてみると意外な事実が。
打率3割を超えたシーズンが1度もないのは意外でした。
2度シーズン最高守備率を獲得しましたが、ゴールデングラブの
受賞はありません。
こちらも意外な事実でした。
それでも片岡選手の代名詞とも言われ、彼の最大の特徴とも
言えるのが、上段でも書きましたが「盗塁」です。
2007年~2010年の4年連続でパリーグの盗塁王を獲得。
2008年~2010年はシーズン50個以上の盗塁を記録。
3年連続50個以上の盗塁は、あの福本豊氏以来の記録です。
何度が生で彼のプレーを見たことがあります。
やはり盗塁に目が行ったのですが、スピードが落ちずに次の塁を
奪う走塁技術には感嘆しました。
一時代を築いたスピードスターと評しても過言ではないでしょう。
巨人時代は2012年に規定打席に達したものの、打率.252、盗塁24個と
彼としては低調な数字。
巨人時代を全体的に見ると、やはり怪我との戦いに終始し苦しんだ印象が
ぬぐえません。
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今後の進路を予測
輝かしい成績を持っていること考えると、やはり指導者への道を
進んでもらいたいと思います。
盗塁が代名詞の彼ですが、ずば抜けた俊足と言うことではありません。
スタートやスライディングと言った高い盗塁技術でプロを生き抜いて
きました。
そういった技術を後輩の選手たちに伝承してもらいたいというのが
希望です。
西武か読売で指導者のポストが用意されるかもしれません。
2017年9月30日現在でまだ34歳。
早すぎる引退ではありますが、野球への情熱はまだまだ持っていると
思います。
https://youtu.be/yqV4I_2Pwyc
最後に
選手としてのピークは2008年~2010年だったと感じています。
太く短いプロ野球人生だったと言えるでしょう。
プロ野球選手に怪我は付き物とは言え、若すぎる引退は本当に
残念です。
今後、指導者として、またネット裏から野球にかかわっていくことに
なるかと思いますが、引き続き存在感を発揮してもらいたいです。