2015年の153回芥川賞を『スクラップ・アンド・ビルド』
で受賞した羽田圭介。
今回の芥川賞では又吉直樹が受賞したこともあって
陰に隠れてしまった印象があります。
最近はバラエティー番組でよく見かけます。
番組での「本音トーク」が評判を読んでいる
ようです。
高校生の頃から執筆活動をしていた彼に迫ります。
芥川賞受賞時は「又吉じゃない方」の扱い
本名:羽田 圭介
生年月日 :1985年10月19日
出身地:東京都生まれ
出身大学:明治大学
以前番組で見ていた時は「作家」として情報番組が
メインでした。
いつの間にかバラエティー番組での出演が多くなり
ましたよね。
その要因としては「本音トーク」だということです。
ある意味、空気を読まずに思ったことを口にするのは
バッシングの対象になりかねませんが、彼の場合は、
ただの内容や前後の会話で作家としての知性を
感じさせることもあり、「濃いキャラ」として
存在感を示すことが出来たのではないでしょうか。
ただ面白いだけじゃない裏付けがある
高校時代から本をたくさん読んできたとのこと。
高校在学中に「文藝賞」を受賞するほど若い頃から
文才に優れていました。
バラエティー番組での「毒舌」とも言えるトークを
聞くことが多いですが、作家と言う職業だけでなく、
憎ませない知性と話しぶりがそうさせているのだと
思います。
「サイン本は書店が返品できない」
「全部金のためにやっている」
と言った自分自身の欲望を隠さず、
密着取材を受けた後の感想として
「4~5日張りついて10数分で終わりかよ」、
発言内容を変えられた記者に対して
「読解力ねえな」
などなど、本音満載トークが注目を
浴びています。
しかしそれを非難する声が聞かれませんね。
高校時代は執筆もしていたが体育会系だった
高校時代は毎日自転車で40キロメートル走っていた
のだそうです。
自転車で実業団入りすることが目標だったらしく、
北海道まで自転車で走破もした経験があります。
本を読んでいたのは長い通学時間中で、その時に相当な
数の小説を読んでいたとのこと。
その蓄積が高校時代の受賞につながったり、
後の芥川賞受賞につながるのですから、
才能のなせる技なのかもしれませんね。
ちなみに又吉直樹に対しては
「便乗出来てありがたい」
「同時受賞じゃなければ軽く報道されて終わり」
など感謝の言葉を述べています。
「本音」「毒舌」の表現がピッタリで、今はバラエティー
番組では欠かせない存在ともいえるでしょう。
彼はキャラを作っているわけではなく、素をそのまま
出しているに過ぎないと思いますが、今まであまり
なかった「知性」のある「濃いキャラ」が受け入れ
られているのだと思います。