今やストーブリーグの代名詞となった12球団合同
トライアウト。
悲喜交々の人間模様がTVでも放映されています。
1軍で十分な実績を残した選手、2軍の実績だけで
自由契約になった選手など様々顔ぶれが参加します。
2014年で契約を勝ち取り1軍で活躍した選手を
追ってみました。
代表格は八木智哉投手
2014年のトライアウトを経て入団した中では、
八木智哉投手が真っ先に挙がります。
開幕ローテーションの一角に食い込むと、
2試合目の先発で広島東洋カープ相手に勝利を
挙げました。
自身初の二桁奪三振と言う快投だったのです。
以後シーズンを通して広島に対して相性がよく、
規定投球回数には大きく足りなかったものの、
4勝6敗の成績でシーズンを終えました。
日本ハム時代には新人王を獲得し、ダルビッシュ・有と
先発ローテーションを形成したこともあります。
10イニングを投げ切りノーヒットと言う実績も
あります。
オリックス移籍後は振るいませんでしたが、
中日で再び花を咲かせました。
堂上剛裕も復活
中日から戦力外通告を受けた堂上剛裕選手も
ジャイアンツでいい働きをしました。
中日でレギュラークラスの活躍は出来なかったものの、
守備固めや勝負強い代打として活躍してきました。
2013年に打席成績が落ち込んだことが影響したのか、
2014年は6試合の出場に終わっての戦力外通告。
ジャイアンツとの育成契約を経て支配下登録され、
5月には先発で2安打を放ちお立ち台も経験しました。
その後も控え選手として、原采配の良いアクセントに
なっていました。
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陳冠宇投手も活躍!先発ローテーション入り!
DeNAから戦力外通告を受けた陳冠宇(チェン・グァンユウ)も
千葉ロッテで先発ローテーションを勝ち取りました。
それまでは1軍で1試合のみの登板 でしたが、千葉ロッテで
開幕ローテーションに入ると、1年通してその座を守り5勝4敗の
成績を上げました。
日本ハム戦との相性を買われて、クライマックスシリーズ
での先発も果たします。
その活躍が買われ、第1回プレミア12の台湾代表に選出されました。
トミー・ジョン手術を経験した過去から復活した投手。
年齢的にも若い事から、来年以降の活躍も十分期待できます。
契約を勝ち取ったものの再び戦力が通告を受けた選手や、
1軍に上がることなくシーズンを終えた選手と様々です。
非情と称されることもあるプロ野球の世界ですが、
それもまた魅力の一つでもあると言えます。