プロ野球もストーブリーグへと突入しました。
この時期は戦力外通告、ドラフト、FA、トライアウトなど
ストーブリーグの代名詞がずらりと並びます。
その中でも「戦力外通告」は、非情ともいわれるプロ野球を
ある意味象徴したものと言えると思います。
2015年に戦力外通告となりながらも、2016年に活躍した選手は?
独断でピックアップしました。
坂口智隆選手・オリックス→ヤクルト
一番手に挙がる人はこの人ではないでしょうか。
そもそも…自由契約になることが不思議だったわけですから。
オリックスの年俸減額提示に納得せず、球団に自由契約を
申し入れた経緯があります。
右肘を痛めた影響ともいわれていますが、結果的に坂口選手を
手放したことは、2016年の布陣を見る限り痛かったことは明らか
でしょう。
141試合出場、打率.295(リーグ10位)、安打数155(リーグ9位)
出塁率.375(リーグ7位)は堂々たる数字。
リードオフマンとしてチームに貢献しました。
たら・ればを言っても仕方がないですが、オリックスで1番に固定され
同様の成績を残していたら、もしかすると戦い方が違っていただろうと
思うのは私だけではないと思います。
鵜久森淳志選手・日本ハム→ヤクルト
筆者の個人的な意見になりますが、北海道在住の筆者にとって
気になる選手です。
駒大苫小牧高校が北海道勢としての初優勝時、相手の
済美高校の4番が鵜久森選手でした。
その年のドラフトで日本ハムに入団。
札幌ドームで何度か彼のプレーも見ました。
日本ハムでは「未完の大器」のまま終わりました。
チャンスは大いに与えられていたと思います。
勝手な意見ですが「広い札幌ドームには合わなかったかな」
と感じています。
日ハム外野陣に入ると守備面はかなり劣り、持ち味である
長打も出なくなってきました。
狭い球場が多いセリーグなら、もう一花とは思っていましたが、
それが現実になりました。
2016年は出場試合数・安打数、打点ともキャリアハイの数字。
ヤクルトの今期の布陣を考えると、彼の補強は大きかったでしょう。
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中後悠平選手・千葉ロッテ→ダイヤモンドバックス傘下
2015年の年末に放送されたドキュメンタリー番組を見て、
知っている方も多いと思います。
千葉ロッテ時代はセットアッパーとして活躍していました。
三振を取れる投手ではありましたが、それ以上に制球に苦しむ
場面が多かったと思います。
左投げの変則フォームということで、需要はあるのではと思って
いましたが、NPB球団では契約に至らず、独立リームを経て
ダイヤモンドバックスとマイナー契約を果たします。
ルーキーリーグからスタートして3Aまで昇格。
メジャーまであと一歩のところまで行ったのです。
そこから先が長いのもメジャーでしょうが、段階的には間違いなく
「あと一歩」です。
環境が変わって花が開いた好例と言えるのではないでしょか。
https://youtu.be/Q26xbjj8M7w
最後に
2016年の「合同トライアウト」は間もなくです。
必ずしもトライアウトを経るわけではありませんが、再契約を掴む
チャンスは残りわずかです。
今年再契約を勝ち取るのは誰かも大いに気になります。